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【実験18】 サブキックを自作してみる。(PART2)

SRスピーカーといわれている、PAで使用してるスピーカーが故障しました。



PAの方は予備のものと直ぐに交換しましたが、故障したスピーカーがまた一つ手元に、、、
エッジの部分がキレイに剥がれていますが、これくらいならもう一度接着すれば直るのでは?

と、安易な考えのもとに、サブキックの自作にリベンジです。


10"と大きさもよく、修理も簡単そう、材料も揃ってるので、今度こそは良いものができるのではないでしょうか。


<実験目的> スピーカーを修理してサブキックを自作する。

1.スピーカー修理

まずはスピーカーの状態を確認しておきます。

イコライザーで周波数大域を変えると、スピーカーが割れているのがはっきりと分かるポイントがあります。

スピーカーがビリビリとなっていますが、この割れがでないよう修理します。




 NGスピーカー



今回は、エッジ部分の剥がれを接着するだけで直りそうですので
早速、エッジ接着用のボンドを購入。
今回購入したのは、こちらのお店 → FUNTEQ

スピーカーエッジ、ダイアフラム、スピーカーユニット 、パーツ / ケミカル、ボンド・ダンプ剤・着色剤などを販売してます。

スピーカー関係のものを購入する際におススメです。




専用のボンドなので、特に失敗しそうなこともなく、とりあえず接着しました。
(マイクは接着が乾くまでの重しにしてます。)



完全に乾いてから、再度録音してみます。
確認したところ、物理的には接着されてるみたいなので、音が割れなければ修理成功です。

 修理したスピーカー


特に、音の割れは確認できませんでしたので、修理成功とします!
(これで念願のサブキックが、、)




2.サブキック作製
サイレントボックスの余り材料と、小さいサブキックを作った時の余りがあるので、それで作ります。
細かい作成工程は写真を撮っていなかったので省略します。

材料余り 外側カバー完成 表
ジャックやタムホルダー、L時アングルなど全てありもので代用
今回は特に何も購入しませんでした。


スネアのシェルのように、丸い形が理想的なんですが、
そんな技術はく、、最終的には八角形になりました。

外側カバー完成 裏 スピーカーセット
ドラムスティックを一本通し強度を上げています。



はい、ピッタリです。
でも、ピッタリすぎて取り付けが超大変でした。

配線 吸音材

配線も狭くて大変



以前、故障したドラムイスのスポンジを使用



吸音材セット 裏蓋 裏
スピーカー裏面へセット



裏蓋を作成



裏蓋 表 裏蓋 セット
裏蓋を作成



裏蓋を取り付け



ブラケット ジャック
YAMAHAのタムのブラケット



マイクケーブル用のジャック



ホルダー
ジャンク品のスネアスタンド、、
の足の部分が使えるのでこれを使います。


故障したタムホルダーを修理したもの
(詳しくはこちら)

完成
一応それっぽくなりました。




3.録音
それでは、早速録音してみましょう。

今回作成したサブキックと市販マイク(SM57)でバスドラムの音を録音して、それぞれを比較してみます。

【録音-サブキック】 【比較-SM57】



4.試聴!
今回も先入観がないよう、ブラインド形式で2種類の音源を掲載します。
聴きくらべしてみて下さい。(簡易的なスピーカーだと違いが分からないかも。)
どちらがサブキックか分かりますか?

<バスドラム>
A さぁ、どっちがサブキックでしょうか? ・サブキック
B ・SM57



正解と周波数解析






【まとめ】
<実験結果> やりました大成功です。
低いところ、録音できております。


今後、レコーディングで使用したいと思いますが、
今までのセッティング+αになってしまいます。
(ミックスの作業なども増えますので)
しばらくは、時間的に余裕があり曲調的に必要なバンドさん、など、
こちらで「使える」と判断した場合に限り使用して参ります。


 

*注意: ご自分で作る場合、作業はあくまでもご自己責任でお願いします!万一トラブル・ケガが発生しても責任は負えません!



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