5.まとめ |
さぁ、どうでしたか?
割れシンバルは比較的簡単に分かったのではないでしょうか?
割れの部分がビビってビリビリ・バリバリとなってましたね。
それでは、例によって周波数解析をしたので、視覚的に比べてみましょう。
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1cm程度の割れでは周波数分布では大きな差は確認できませんね。
グラフでは新品と割れシンバルの大きな違いはイマイチ分かりませんでした。
では、実際に音をサウンドを聴いた感じですが、割れシンバルは明らかに割れたところがビビッて
バリバリという音が入っていました。
ところが、加工後のシンバルはそれが無くなっていました。新品に近いですね。
よって...
<実験結果> |
成功 (新品に近い音になりました) |
<今後の課題> |
ロウ付け技術の向上 |
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シンバルを強い火力で長時間あぶっていると、熱でシンバルが歪んでしまう様です。
そんなににひどい歪みではありませんが、今回も少し曲がってしまいました。
短時間で見た目良くロウ付けができるよう修行が必要です。
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リサイクルシンバル使用します
今回の実験にて、シンバルのサウンドが復活することが確認できましたので、
少しの割れならロウ付けにて修理・再利用することと致しました。
(レコーディングでは使用しません) |
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後日談
・・・確かにビリビリ・バリバリという割れている箇所が振動して発するサウンドは回避できたのですが、、
耐久性が全然ダメです。
使用頻度にもよりますが、一週間程度でまた割れてしまいます。
やはり、ロウ付けした部分が割れやすく、必ず前より大きく割れます。
まぁ、確かにあれだけ熱すれば特性が変わっていてもしょうがないですね・・がっくし。
更に、2度目・3度目になるにつれ熱による変形が大きくなり、見た目もどんどん悪くなっていきます。
残念ですが、完璧なリベンジにはなりませんでした。
■↓三度目の割れです。■
というわけで、割れシンバルのロウ付けは行なわないこととします。
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